We face the nature

statement:

これ等の写真に収められている風景は、日本の国有林とその近隣にある木々になります。おそらくほぼ全ての人たちにとってこれらは自然に存在するごく当たり前の風景に見えるでしょう。

しかし実際にはこの場所は50年ないし100年前に人間が入り木を倒し草を焼いては田畑を作り、そしてまた立ち去って行った記憶の地でもあります。

そして今日々の暮らしを営んでいる私たちもここから立ち去り、いつしか、それが数十年後か数百年後か、それとも幾万年の年月を経て再び誰かの目に触れるようになるのかもしれません。果たしてその時に残されるものは一体何なのでしょうか?