nothing place

statement: 

私がこの町にやって来てから何度となく「この町には何もないよ」と言われました。言われる事にも慣れた時期にふと考えたのですが、「何もないとは一体どういう事だろう?」

単純に人の住む場所として捉えた場合は最初から何かを構築したわけではない状態が続いているか、もしくはかつてそこに何か存在してそのいずれかが消失したかによって変わります。

 おそらくこのこの町の場合は昔は繁栄したが、今はそれらが消えてなくなったから「無い」と言う表現が使われるようになったのでしょう。

 事実この場所において空地と言う空間は田畑や山と同じくらいにありふれた風景で、なおかつそこに住む住人はそれがあたかも存在しないかのようにふるまっています。

厳密に言うと「何もない」ではなく「何もないがある」と言うべきでしょうか。

ただし、このまま空地が増えていくと、構造物の消失と共に無の存在もなくなるとも言えます。

ここにある風景はかつて何かが存在したという意味で何らかの意味があります。しかし取り扱うテーマとして考えるのですが、全ての媒体において何もないを表現するのはどのようにすればよいのでしょうか?

そこには美しさも醜さも厳粛さもなく、一瞥した瞬間に記憶から消え去るという事になりかねません。そして私がいる今ここはそれにかなり近い状況とも言えます。

 

This series is a photograph of the open space in my town. these are increasing every day but is it increasing? or is it decreasing? this town people say this town is nothing.sometime I think “where is nothing place?”.what is these photos? am I shooting an nothing? and what are you looking at in these photos?

 

“There is nothing” is not “nothing”